coordinate story
今の家で過ごし始めて6年ほど。
以前までは転勤が多かったこともあり2年ごとに引っ越すことが多かった。
どんな家でも使えるように、比較的コンパクトめな家具を選ぶことが多く、
今の家でも数年前に買った家具をそのまま使用している。
インテリア自体は以前より好きだったが、
俗にいう「ミニマリスト」のように、
比較的シンプルで、モノが少ない暮らしに憧れていたことと、
引っ越しも多かったので、あまりモノは多くならないようにしていた。
今の家に暮らすようになった時、
自宅の近くにお気に入りのインテリアショップがあり、
はっきりとした理由は分からないけれど、
どこか心惹かれるように、時間があれば通うようになった。
インテリアショップに通うようになり、
少しずつ自分の考えに変化が現れ始めた。
これまでは「生活の為の家」という感覚が強く、
あまりインテリアを楽しむという概念がなかったが、
家具や雑貨、食器などを通して、
「インテリアを楽しむ=毎日の生活を楽しむ」
という価値観が生まれてきた。
ラグを敷いてみると、部屋の空間が一気に上質になった気がした。
植物を飾ってみたり、収納にこだわってみると、
部屋が彩られて良い意味で生活感が無くなり、お店っぽくなった。
食器やキッチンツールも少しずつ変えていくと、
毎日の料理が楽しくなり、食事もどこか今までよりも美味しく感じる。
今まで体験してこなかった、
暮らしの満足感のようなものが、感じられるようになり、
自宅で過ごす時間が増えていった。
インテリアを変える、と聞くと
家具を買い替えないといけない、とか、大ごとのように感じていたが、
小さな雑貨を少しずつ変えるだけでも、
これまでの暮らしとは大きく変わる。
少しずつの変化が、確実に暮らしを豊かにしてくれているように思う。
最近はこう思う。
インテリアとは、きっと毎日を楽しく暮らすための"コツ"なのだ。
concept
"少しの変化が大きな変化"
どこかハードルが高く感じるインテリア。
難しそう。分からない。手が出しづらい。
そんな風に思っている人も、きっと少なくないはず。
衣・食・住の中でも、
人生の中で本気で選ぶ機会が圧倒的に少ない住まいのこと。
経験することが少ないから、難しく感じるのは当然のこと。
とっつきにくく感じるのは当然のこと
でも、インテリアは決して家具だけではありません。
ラグやクッションを変えてみる。
植物を飾ってみる。
毎日使う食器を変えてみる。
そんな小さなことでも、インテリアを楽しむことに変わりはありません。
まずは、そこから。
楽しむことを初めてみませんか?
point 1
シンプルでモダンな中に、素材選びや小物で遊び心を加えたコーディネート。
point 2
ファブリックや小物に、ブラックカラーを多く使うことで、メンズライクで引き締まった印象に。
point 3
ダイニングテーブルの天板を大理石調にすることで、男らしすぎない、どこか柔らかで、モダンな空間にしてくれます。
point 4
四角いラグと、丸いラグ。シーンによって敷き変えることで、コンパクトながらも、メリハリのある空間に。