coordinate story
学生時代に知り合って結婚した夫との2人暮らし。
仲良くなったきっかけは共通の趣味だった。
二人の趣味はインテリアが好きだったこと。
でも好きなものが全く同じというわけではなく、
それぞれ自分達の趣味でインテリアを楽しんでいた。
学生時代、二人でお出かけをしている時に、
ふと見つけたインテリアショップ。
店のショーウィンドウに飾ってあったソファに引きつけられて、
ふと彼を見てみると目が合った。
言葉を交わすわけでもなく、当たり前のように
二人で自然とお店に入ると、
素敵な物がたくさんあって、
まるで宝探しをしているような気分になった。
いつか二人で暮らすときは、必ずここで揃えようと決めた。
数年の月日が流れて、一緒に暮らすことになった。
この日の為に二人でコツコツと貯めてきた貯金で、
とにかく好きなものを揃えようと、あの店に行った。
あの時のソファはもうなかったけれど、
相変わらず心引きつけられるものがたくさんあった。
何時間いたかは分からないけど、
あれもいい、これもいい、なんて話をしながら、
まずは、椅子。そしてダイニングテーブル。
部屋のこの壁には小さいチェストを置こう。
最後にソファ。
1つずつ、ゆっくりと家具を選んだ。
学生時代からインテリアは好きだったけど、
自分達にセンスがあると思っているわけでもないし、
インテリアのセオリーや正解も分からない。
でも、好きだから、とにかく楽しくて夢中で選んだ。
引っ越したとき、とても充実した幸せな気持ちに包まれた。
大好きなモノと大切な人と過ごしていくこれからの暮らし。
毎朝ベッドで目覚めた時から、
仕事が終わって家に帰って過ごす二人の時間。
とにかく充実感を味わえた。
"好き"に囲まれることで、こんなにも人生を豊かに感じられるなんて。
もうすぐ3人家族になる。
また大切なものが増える。
concept
素材やテイストをあえて揃えない、遊び心が感じられるコーディネート。
色々な物がミックスされていても、
不思議と違和感がないのは"好き"の感性が一貫しているから。
セオリーや、ルールの様な固定観念に囚われない自分達だけの"好き"の空間。
正解がないからこそ、自由に楽しむことができるインテリア。
気軽にインテリアを楽しめれば、暮らしはずっと豊かなものになる。
point 1
揃えた素材の中に異なる素材を加えるのではなく、あえて違う素材を たくさん混ぜることで、違和感のないミックススタイルに仕上がります。
point 2
色のトーンは抑え気味にすることでゴチャゴチャ感を出さない。
point 3
ソファとチェアのファブリックを同じ種類の柄にすることで、 空間の繋がりを自然にする。
point 4
ラウンジチェアの下にジュートラグを敷くことで特別感を演出。